2017年 01月 05日 ( 1 )

平成28年(2016年)の北海道天候 2017年1月4日  札幌管区気象台 気象防災部 地球環境・海洋課

・年(1~12月)『高温、多雨、寡照』台風上陸数が最多、各地で災害発生
北海道22地点平均の平年差(比)は、気温は+0.4℃で4年連続で平年より高かった。
降水量は124%で8年連続で平年より多かった。
日照時間は102%で平年並だった。

・冬(平成27 年12月~平成28 年2月)「高温・多雨(少雪)・寡照」冬型弱く、低気圧が度々通過する時期も
冬型の気圧配置となっても強まることが少なく、低気圧が度々通過する時期もあり、3年連続の高温・多雨 (少雪)となった。

12月の降水量は平年並だったが、高温の影響で湿った雪や雨となり、降雪量は平年よりかなり少なくなった。
1月 18~20日は発達した低気圧の影響で広い範囲で大荒れの天気となり、オホーツク海側では記録的な大雪となった所もあった。
2月中旬以降は低気圧が度々通過し、大荒れの天気となる日もあって、降水量が平年よりかなり多くなった。

・春(3~5月)「高温・少雨・多照」高気圧に覆われる日が多く、2年連続の暖かい春
3月の中旬から下旬と5月の中旬から下旬は、高気圧に覆われて晴れた日が多くなった。
一方で、4月の中旬は気圧の谷や低気圧の影響で雨や雪の降る日が多く、強風被害が発生するなど大荒れの天気となった所もあった。
5月の平均気温は歴代1位の高温となるなど、春の気温はかなり高く、2年連続の暖かい春となった。

・夏(6~8月)「高温・多雨・多照」台風上陸数が最多、歴代 1位の多雨、各地で災害。
6月は低気圧が北海道付近を通ることが多かったため、雨の降る日が多かった.
7月は高気圧の張り出しの中で晴れの続く時期と、気圧の谷や湿った気流の影響で雨が続く時期が交互に現れた。
8月前半は気圧の尾根や高気圧の張り出しの中で晴れる日が多かった。
8月 17日と 20~23日は、台風第 7号と第 11号、第 9号が相次いで北海道に上陸し(年3個は1951年の統計開始以降で最多)、30~31日も台風第10号の影響で、記録的な大雨となって土砂災害や河川のはん濫が発生した。
夏(6~8月)の降水量は、1946年の統計開始以降で最も多かった。

・秋(9~11月)「低温・少雨・寡照」14年ぶり低温の秋、根雪最早の所も
9月上旬は低気圧や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多く、記録的な大雨となって土砂災害が発生した所があった。
その後の天気は概ね数日の周期で変わったが、10月下旬以降は冬型の気圧配置が数日続く時期が度々現れた。
特に10月下旬後半から11月上旬にかけて、冬型の気圧配置や北からの寒気の影響でこの時期としては降雪量がかなり多くなり、稚内や旭川では長期積雪(根雪)の初日が1961年の統計開始以降で最も早かった。

・初冬(12月)「並温・多雨(並雪)・並照」中旬に記録的な高温、月降雪量も最少
この期間の天気は、冬型の気圧配置や低気圧などの影響で雪や雨の降った日が多く、大雪や大雨、大荒れの天気となった日もあった。
10日は石狩地方で、22~23日は広い範囲で大雪となり大規模な交通障害が発生した。
一方で、中旬を中心に冬型の気圧配置が緩み、広い範囲で晴れた日もあった。
気温はいずれの旬も平年並で、月平均気温も平年並だった。
降水量は上旬は平年より多かったが、中旬は少なく、下旬はかなり多く、月降水量はかなり多かった。
日照時間は、中旬は平年よりかなり多かったが、下旬は少なく、月間日照時間は平年並だった。降雪量は上旬は平年より多かったが、中旬は少なく、下旬は多く、月降雪量は平年並だった。
なお、1961年の統計開始以降、下旬の北海道地方と太平洋側の降水量は最も多かった。
by hoshigarasu2 | 2017-01-05 20:41 | イベント


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