スキー場の雪崩で大田原高校の生徒ら8人が死亡 , 彼岸過ぎても七雪・七はだれ  0328 14時38分

2017年3月27日午前9時20分頃、栃木県那須町のスキー場で春山登山の安全講習会を受けていた高校生たちが雪崩に巻き込まれ、栃木県立大田原高校・山岳部の生徒ら8人(生徒7人と教員1人)が死亡するという痛ましい事故が起きました。
心からお悔やみ申し上げます。

毎日新聞 3/29余禄
「彼岸過ぎまで七雪(ななゆき)」ということわざがある春の彼岸が過ぎても雪がたびたび降るという意味で「彼岸過ぎても七はだれ」ともいう。
「はだれ」ははらはら降る雪で、万葉の時代からある由緒ある言葉という.

▲新潟県の魚沼地方には「彼岸の塗り雪」という言葉もあるそうだ。汚れて黒ずんだ積雪の上に春の雪が積もって美しく雪化粧するさまをそう呼んだ。しかし傾斜の急な山中で、古い積雪の上にまとまった新雪が降ればどうなるだろう
▲太平洋上で発達した低気圧により、夜半から朝の間に現場近くでは30センチ以上の積雪があったという。その新雪が古い積雪の上を一気に走り下る表層雪崩だったらしい。栃木県那須町のスキー場で高校生と教師8人の命を奪った雪崩だ
▲亡くなった生徒7人は大田原高の山岳部員で、県高校体育連盟の春山登山講習に参加中だった。それぞれが立つべき高みをめざして鍛錬を重ねてきた生徒たちの夢は突然に、そして理不尽に、未来へと続く道を断ち切られてしまった
▲国は高校生の冬山登山の禁止を指導しているという。天候など変化の激しい春山の危険も指導教師が知らないはずがない。だが人の判断に甘さがあれば容赦なく突いてくる大自然の非情だ。もしや彼岸過ぎの山への油断はなかったか
▲「彼岸ざらく」というのも春の雪模様の荒天という。芽吹きも間近い山地で、山を愛した少年らの未来を奪った白銀の魔だった。残された者は「なぜ?」という無言の問いに向き合わなければならない。

「沫雪か はだれに 降ると見るまでに流らへ散るは何の花そも」〈万葉集1420)駿河釆女
「わが園の李の花か庭に降る はだれの いまだ残りたるかも}(万葉集4140)大伴家持
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by hoshigarasu2 | 2017-03-29 07:42 | スナップ


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